2024年10月24日、25日、ふじさんめっせ大展示場にて「ふじのくにセルロース循環経済国際展示会」が開催され、展示会のメインコーナーにトラスはSUZUKIの全面的な協力を得てCNチャレンジ車両を展示いたしました。
トラスの製作ブースには、SUZUKIのCNチャレンジ車両の他、亜麻繊維コンポジットで製作した’20年型GSX-RRのカウリングを展示いたしました。Trasブースには多くの来場者が訪れ、亜麻繊維コンポジット製品への質問や、製品の美しさへのコメントを非常に多くいただきました。
展示したCNチャレンジ車両は、今年の鈴鹿8耐を実際に走ったマシンです。展示用に拭いたりせず、あえて戦いを終えた状態の汚れを残したままの、貴重な姿での展示をいたしました。大きな汚れや損傷がなく、そのままの状態で展示が可能なことは、いかにこのマシンが順調に鈴鹿8耐を走り抜けたかを表しています。
ブース内に展示した亜麻繊維コンポジット製’20年型GSX-RRのカウリングは、トラスが以前CFRP(カーボン)で製作していたSUZUKIのMotoGPのカウリングを、亜麻繊維コンポジットに丸っと置き換え製作した試作品です。CNチャレンジのストーリーが始まることとなったキッカケとも言える一番最初の試作品です。
展示会は大盛況で、過去最多のおおよそ2000人の来場者が訪れました。本展示会の反響の良さは環境に優しい新素材への関心が、日本でも高まってきたことを示しているでしょう。新しい素材・新しい開発・新しい取り組みで、既存の製品を環境に優しい素材に置き換えていくことが、私たちの未来をつくります。トラスはコンポジット製品のスペシャリストとして、コンポジット製品のCO2削減に積極的にチャレンジし続けます。今後もトラス製品とその活躍に乞うご期待ください。